キッチンリフォームを考え始めると、設備や間取りと同じくらい気になるのが、工事中の生活ではないでしょうか。
「キッチンリフォーム中は、どこにいればいい?」
「工事中も家にいて大丈夫?」
「職人さんだけ残して外出してもいい?」
「キッチンが使えない間、食事はどうする?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
キッチンリフォームは工事内容によって、数日から1〜2週間程度かかることがあります。
その間ずっと家を空ける必要はありませんが、工務店で実際に現場を見てきた立場から言うと、工事をしている時間帯は、できれば外出してもらったほうがお互いに過ごしやすいというのが本音です。
もちろん、仕事や家庭の事情で家にいなければならない方もいるでしょう。
その場合は、キッチンからできるだけ離れた部屋で過ごすことをおすすめします。
この記事では、キッチンリフォーム中はどこにいるのがいいのか、家にいる場合はどこで過ごせばいいのか、食事や水道はどうするのかなど、工事期間中の生活について工務店目線で解説します。
- キッチンリフォーム中はどこにいるのが正解?
- 【工務店の本音】できればリフォーム工事中は家にいてほしくない
- どうしても家にいるならキッチンから一番離れた部屋へ
- 在宅勤務なら工事のスケジュールを確認しておく
- キッチンリフォームで特に外出したほうがいい日は?
- キッチンリフォームの工事期間はどれくらい?
- キッチンが使えない間の食事はどうする?
- キッチンリフォーム中、水道やトイレは使える?
- 工事前にやっておきたい準備
- 小さな子どもやペットがいる家庭は特に注意
- 工事中に留守にしても大丈夫?鍵はどうする?
- 工事中の生活への配慮はリフォーム会社によって違う
- リフォーム会社は金額だけでなく工事中の対応も比較しよう
- まとめ:キッチンリフォーム中は無理に家にいなくていい
キッチンリフォーム中はどこにいるのが正解?
結論から言うと、キッチンリフォーム中は必ず家にいる必要はありません。
むしろ、キッチンを解体したり壁や床を工事したりする日は、買い物や仕事などで外出してもらったほうが過ごしやすいと思います。

職人さんだけ残して外出して大丈夫なの?
と不安になる方もいると思います。
外出できるかどうかや、留守中の鍵の管理方法はリフォーム会社によって異なるため、工事前に確認しておきましょう。
外出できる場合は、現場担当者に帰宅予定時間や連絡先を伝えておけば、工事中に確認事項が出た場合にも連絡を取れます。
キッチンリフォームだからといって、工事中ずっと職人さんのそばにいる必要はありません。
【工務店の本音】できればリフォーム工事中は家にいてほしくない
ここは工務店側の本音を書きます。
キッチンリフォームの工事中は、可能であれば外出してもらったほうがいいと思っています。
もちろん「施主さんが邪魔だから」という意味ではありません。
一番の理由は、工事中の家は想像以上に過ごしにくいからです。
特に既存のキッチンを解体する日は、大きな音が出ます。
キッチン本体を外したり、壁や床を解体したりするとホコリも出ますし、工事内容によっては一時的に水道が使えなくなることもあります。
職人さんや材料の出入りも頻繁にあります。
普段通りリビングでテレビを見たり、ゆっくり過ごしたりできる環境ではないと思っておいたほうがいいでしょう。
そして、もう一つ。
これは施主さん側からは分かりにくい部分ですが、職人さんも施主さんがずっと近くにいると、どうしても気を使います。
もちろん、家にいるから工事ができないということではありません。
ただ、解体材を運び出したり、大きな材料を搬入したり、職人同士で声を掛け合ったりしながら作業します。
施主さんがすぐそばにいると、
「音、大丈夫かな」
「ホコリがいかないかな」
「ここを通って大丈夫かな」
と、どうしても気を使います。
施主さん側も、大きな音や知らない職人さんの出入りが続くなかで、一日中家にいるのは思っている以上に疲れるものです。
ですから工務店としては、
「今日は工事中、ちょっと買い物に行ってきます」
くらいの距離感のほうが、お互いに過ごしやすいと思っています。
どうしても家にいるならキッチンから一番離れた部屋へ
とはいえ、
「在宅勤務なので外出できない」
「小さな子どもがいる」
「高齢の家族がいる」
「一日中外出するのは難しい」
など、それぞれ家庭の事情があります。
どうしても工事中に家にいる場合は、キッチンから一番離れた部屋で過ごすことをおすすめします。
たとえば2階建ての住宅で1階のキッチンを工事するなら、できれば2階の部屋で過ごす。
マンションや平屋なら、キッチンからできるだけ離れていて、扉を閉められる部屋で過ごす。
このように、工事スペースと生活スペースを分けると過ごしやすくなります。
反対に、キッチンのすぐ横にあるリビングで一日過ごすのは、あまりおすすめしません。
養生をしていても工事中の細かなホコリを完全にゼロにするのは難しいですし、解体や穴あけなどの作業音もかなり響きます。
職人さんや材料も出入りします。
できるだけ、
「ここからは工事スペース」
「ここからは生活スペース」
と分けられる場所を選びましょう。
在宅勤務なら工事のスケジュールを確認しておく

最近は自宅で仕事をする方も多いため、

リフォーム中も在宅勤務をしたいなぁ
というケースもあると思います。
パソコン作業そのものは別室でもできますが、問題になるのが工事の音です。
特に解体、穴あけ、切断などの作業がある日は、オンライン会議が難しくなることがあります。
工事が始まる前に、
「一番大きな音が出るのは何日目ですか?」
と担当者に聞いておきましょう。
大きな音が出る日だけ出社する、コワーキングスペースを利用する、オンライン会議を別日にするなど、事前に分かっていれば対策できます。
キッチンリフォームで特に外出したほうがいい日は?
工事期間中、毎日外出する必要はありません。
ずっと家を空けるのが難しいなら、音やホコリが特に多い日だけ外出するという方法でもいいでしょう。
特に外出をおすすめしたいのが、既存キッチンの解体日です。
キッチン本体を撤去するだけでなく、工事内容によっては壁や床を解体することもあります。
また、配管工事や電気工事などで、一時的に水や電気が使えなくなる場合もあります。
そのため着工前に、
「キッチンを解体するのは何日目ですか?」
「一番大きな音が出る日はいつですか?」
「水道が使えない時間はありますか?」
と聞いておくことをおすすめします。
1週間ずっと外出する必要がなくても、大変な日だけ外出するようにすれば、工事中のストレスはかなり減らせます。
キッチンリフォームの工事期間はどれくらい?
キッチンが使えない期間は、工事内容によって変わります。
一般的な目安としては、
- コンロ・シンクなど設備の部分交換:1〜3日程度
- キッチン本体をまるごと交換:3日〜1週間程度
- 配管・電気工事や間取り変更を伴うリフォーム:1〜2週間程度
となります。
ただし、これはあくまで目安です。
床や壁をどこまで工事するのか、キッチンの位置を変更するのか、配管を移設するのかなどによって工期は変わります。
見積もりを取るときは、
「工期は何日ですか?」
だけではなく、
「実際にキッチンが使えないのは何日間ですか?」
まで確認しておきましょう。
工事が続いていても、途中からキッチンを使えるケースもあるため、工期とキッチンが使えない期間が必ず同じとは限りません。
キッチンが使えない間の食事はどうする?

工事中の生活で大きな問題になるのが食事です。
数日なら外食やお弁当でも乗り切れますが、1週間以上になると毎食外食するのも大変です。
そこで、工事期間に合わせていくつか方法を考えておきましょう。
別の部屋に簡単な調理スペースを作る
キッチン以外の場所に、電子レンジや電気ケトルなどを移動しておけば、簡単な食事を用意できます。
カセットコンロを利用する方法もありますが、使用場所や換気などの安全面には十分注意し、必要に応じて工事会社にも確認してください。
また、忘れやすいのが冷蔵庫です。
キッチン本体を交換する場合、工事の邪魔にならない場所へ冷蔵庫を移動させることがあります。
「工事中、冷蔵庫はどこに置くのか」
も事前に確認しておくと安心です。
仮設キッチンを用意してもらえるか確認する
リフォーム会社によっては、工事期間中に簡易的な流し台などを用意してくれる場合があります。
仮設キッチンが使えると、工事期間中の生活はかなり楽になります。
ただし、すべてのリフォーム会社が対応しているわけではありません。
工事が始まってからではなく、見積もりを依頼する段階で仮設キッチンを用意できるか確認しておくことをおすすめします。
外食・惣菜・宅配を利用する
工事が数日程度なら、無理に料理をしようとせず、外食やスーパーのお惣菜、宅配などを利用するのも現実的です。
リフォーム期間中だけと割り切って、生活のしやすさを優先してもいいでしょう。
ただし、毎日利用すると意外と食費がかかります。
リフォーム費用とは別に、「工事期間中の食費」も少し多めに考えておくと安心です。
実家や親族の家で過ごす
工期が長い場合や、小さなお子さんがいる家庭では、数日間だけ実家や親族の家で過ごす方法もあります。
特に解体日や断水する日は、外で過ごせる場所を確保しておくと楽です。
工事期間すべてを別の場所で過ごす必要はありません。
生活しにくい日だけ実家を頼るという方法でも十分です。
キッチンリフォーム中、水道やトイレは使える?

キッチンリフォームだからといって、工事期間中ずっと家中の水道が使えなくなるわけではありません。
ただし、配管の接続や変更をするときに、一時的に断水することがあります。
工事内容によって状況が異なるので、着工前に、
「断水する日はありますか?」
「何時から何時くらいまでですか?」
「洗面所は使えますか?」
「トイレは使えますか?」
と確認しておきましょう。
断水する時間が分かっていれば、その時間に買い物や外食へ行くこともできます。
工事中の生活は、こうした情報を事前に知っているだけでかなり楽になります。
工事前にやっておきたい準備

キッチンリフォームが始まってから慌てないように、事前に準備しておきましょう。
特にやっておきたいのは次のようなことです。
- 冷凍できるおかずを作り置きしておく
- 紙皿・紙コップ・使い捨てカトラリーを用意する
- 冷蔵庫を移動する場所を決めておく
- 工程表をもらって解体日を確認する
- 断水する日と時間を確認する
- 特に大きな音が出る日を聞いておく
- 工事中に外出してもいいか確認する
- 留守にする場合の鍵の管理方法を確認する
作り置きや使い捨て食器を準備しておくだけでも、キッチンが使えない期間の負担を減らせます。
また、工程表をもらって断水日を把握しておけば、水の汲み置きや洗濯なども事前に調整できます。
小さな子どもやペットがいる家庭は特に注意

小さな子どもやペットがいる家庭では、可能なら工事中は外出することをおすすめします。
リフォーム現場には工具や材料があります。
職人さんが材料や解体したキッチンを運ぶため、玄関や室内を何度も行き来することもあります。
特に小さな子どもが工事スペースへ入ってしまうと危険です。
ペットも普段とは違う大きな音や、知らない人が何人も出入りすることでストレスを感じる場合があります。
別室で過ごせる環境を作るか、状況によっては家族に預けるなど、工事スペースから離しておきましょう。
工事中に留守にしても大丈夫?鍵はどうする?
「工事中は外出したほうがいい」と言われても、
「知らない人だけ家に残して大丈夫?」
と不安になる方もいると思います。
これは当然のことです。
工事中の鍵の扱いについては、リフォーム会社によって対応が異なります。
担当者が鍵を管理する場合もあれば、朝に施主さんが開錠し、夕方の工事終了時間に合わせて帰宅する場合もあります。
そのため工事前に、
「工事中に外出しても大丈夫ですか?」
「留守の場合、鍵はどうしますか?」
「最後の戸締まりは誰が確認しますか?」
と聞いておきましょう。
安心して家を空けられる状態を作ってから外出することが大切です。
工事中の生活への配慮はリフォーム会社によって違う
工務店を経営してきた経験から感じるのは、工事中の生活にどこまで配慮してくれるかは、業者によって差があるということです。
工事そのものだけでなく、
「この日は解体するので、できれば外出されたほうがいいですよ」
「○時から○時までは水が使えません」
「冷蔵庫はこちらへ移動しておきましょう」
「この日は大きな音が出ます」
など、生活する側の目線で説明してくれる担当者なら、工事期間中の予定も立てやすくなります。
反対に、工事の日程や断水について質問しても曖昧で、工事中の生活についてほとんど説明がない業者なら、少し注意したほうがいいでしょう。
見積もりを依頼する段階で、
「仮設キッチンは用意できますか?」
「断水や停電する日は事前に教えてもらえますか?」
「工事前に工程表をもらえますか?」
などを聞いてみてください。
具体的に答えてくれるかどうかも、業者を判断する材料の一つになります。
リフォーム会社は金額だけでなく工事中の対応も比較しよう
リフォーム会社を選ぶときは、どうしても見積金額や設備の値引き率に目が行きます。
もちろん金額も大切です。
ただ、実際に工事が始まれば、数日から場合によっては1〜2週間、職人さんが自宅へ出入りすることになります。
だからこそ、
「工事中に外出しても大丈夫か」
「仮設キッチンを用意してもらえるか」
「断水日は事前に教えてもらえるか」
「工程表をきちんと出してもらえるか」
といった、工事期間中の対応も比較してほしいポイントです。
1社だけに相談していると、その会社の対応が普通なのかどうか判断しにくいことがあります。
複数のリフォーム会社から見積もりを取れば、金額だけでなく、担当者の説明や工事中の生活への配慮なども比較できます。
生活への配慮も含めてリフォーム会社を比較してみませんか?
キッチンリフォームでは、完成後のキッチンだけでなく、工事中の対応も業者選びの大切なポイントです。
複数のリフォーム業者に相談できる一括見積もりサービスなら、費用だけでなく、工期や仮設キッチン、工事中の生活についても相談しながら比較できます。
まとめ:キッチンリフォーム中は無理に家にいなくていい
キッチンリフォーム中にどこにいるのがいいのか迷ったら、工事時間中は無理に家にいる必要はありません。
工務店としては、特に解体など大きな音やホコリが出る日は、できれば外出してもらったほうがいいと思っています。
施主さんも工事の音やホコリを気にせずに済みますし、職人さんも作業に集中しやすくなります。
どうしても家にいる必要がある場合は、キッチンから一番離れた部屋で過ごすのがおすすめです。
そして工事が始まる前に、
「一番音が出る日はいつ?」
「断水はいつ?」
「外出しても大丈夫?」
「留守にするときの鍵はどうする?」
「キッチンが使えないのは何日間?」
と確認しておきましょう。
キッチンリフォームは、完成後の使いやすさやデザインだけを考えがちです。
でも実際には、工事中の生活まできちんと説明してくれる業者を選ぶことも、リフォームで後悔しないための大切なポイントだと思います。


